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Imaginary Portraits
AYUMI
最初に会った時、話をしている時に、私がずーっと見てたのは、彼のまつ毛でした / 手を持たれて止められて。「おねぇさんおねぇさん」とか言ってて / その人はキャッチだったんですよ / でもそれではおかしいんです、私に対するインタビューだったんで全然売り込み的な事なくて。だから、「何この人、何この会話」みたいな。で向かいのビルがその会社らしいんですけど、「僕は今監視されてるんだ、ちゃんと仕事をしてるかあそこから見られてる」とか言って / 私も気になるじゃないですか、その人が何者なのかってゆうのは / ずーっと顔とかじろじろ見てたんですけど、でももう「まつ毛がとにかく長いわ」とか思って / 輪郭は、卵型かなぁ / 髭はありました。芝生位の長さで、輪郭をなぞるようにある感じです / ちょっとたれ目気味で、目は大きいです、二重で / 口はちょっと厚め。なんか猿っぽい / 前髪をそろえるんですよ。すごく短く。ぱっつん位に。でも、この辺(頭頂部)だけ立ってる。ものすごい量のワックスをつけるんですよ。それで髪をぎっとぎとにして、最後に前髪だけ櫛でこうそろえるの。髪はすごい短いです / 顎は…どっちかと言ったら割れてるのかなぁ。髭はもみあげから輪郭に沿ってこうあって、(口の下に)つながってたかも / 眉毛が上がって、陽気な感じってゆうか、ぱっとしてる。整えてて、でも太いんですよ / 口の山が小さめで、中心によってた / 本当に行方が知りたいんですよね。写真とかも一枚もなくて、本当に何の痕跡もないんですよ。今確かめようがないんですよ。名前しか分かんないって感じ。
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