Imaginary Portraits

KIMIE

 

 

一番最初に知り合ったのは、私が小学校6年生の時で、力さんが一級下の5年生の時だったんですね。お互いに学校を卒業して、私が三重県宇治山田市の方に就職したんです。その時初めてお手紙を彼からいただいて / 大松山っていうお山があるんですけれども、そこが私のお家と彼のお家のちょうど真ん中辺なものですから、そこでお会いしましょうって言ってお会いして。それがたった2回だけのデート / 一昨年亡くなるまで、その方お体が悪くて、病院で行き会うと、「お会いできてよかった」って彼が言うし、私も嬉しかったの。お互いにお子様の話とかしても、「よかったね」とか言って / 力さんのお家が財閥のお家で、うちは貧乏ですから、昔は家柄と家柄で結婚するので、だめだったんです / 今76歳ですけれども、初恋の人を忘れられなくて、私にとってはとても素敵な方だったの / 一昨年とっても具合が悪いって聞いたものだから、私が勇気出して、病院にお見舞いに行ったの。「わたし柳キミエですけどわかる?」って言ったら、もう目が見えないんですけど、首をこうしたの、分かるって / それで、翌日亡くなりました / とてもハンサムで、ちょっと面長な、きりっとした顔の方でしたね / 目は大きすぎもしないし、細くもないし、優しい感じの目でしたね。二重だったかな / まつ毛は長かったです。黒目がち / 眉は太くなくてきりっとしてました。上がってました。上がって下がる感じです / 鼻高いです。すらっとしてる。鼻の穴は正面から見えません / お口は小さくて、上は富士山みたいな形。まっすぐですね / 顎は、面長で、丸い感じでしたね / 髪型は長くもないし短くもないし、普通でした。左分けで七三にしてました。